渋谷Bunkamura

2007年12月22日 音楽
チケットがネットで当たったので、渋谷オーチャードホールに小曽根真(pf)を聴きに行ってきた。あ、もちろん、細君とだよ!へへ

ソロインプロビゼーションに始まり、パウル・グルダ(フリードリッヒ・グルダの長男)との連弾でモーツァルトのソナタ、そしてビッグバンド編成によるガーシュウインのラプソディ・イン・ブルー。オーラスのスペシャルゲストには、なんと時任三郎のヴォーカルでジョン・レノンのクリスマスソングを客席一体となって大合唱と素晴らしい出来だった。

客席には、小曽根の友人たち、今井美樹やら作家の井上ひさし、同じピアノ弾きの塩谷哲らがいて、塩谷に至っては小曽根が客席まで降りてきて、ステージに引っ張り上げられて即興の連弾を始める始末。アットホームな雰囲気で、アンコールにつぐアンコール、大盛り上がりのクリスマスコンサートとなった。

充実の一夜にThanks!
今、注目しているゾ、この曲。
yahoo!動画でPV見つけたんだけどね。心地良い!
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00071/v01382/

aikoの時みたいに注目していたアーティストが大ブレイクしてくれるとうれしいけどなぁ。

http://www.kainatsu.com/
こんなうれしい話はないよ!
「愛はすべてを赦す」が11月1日に再発されるんだって。
18年前にCD化されていたのを知らなかったGEEは買いそびれたまま、1982年の発売以来ずっと擦り切れたレコードで聴いていたのだ。初版CDはヤフオクで一時1万円も値を付けて取引されていたほどの名作中の名作。音楽ファンを自負するなら、特に普段「外国のアーティストしか聴かないよ」という人は、ぜひ聴いてみて。

作品情報は下記に詳しく記されています。
http://www.tokiko.com/discography/disco_1980/disco1980_aiwasubeteo.html
http://gowest.info/album0001_aihasubetewoyurusu.htm
今日は、もう40年近く敬愛する高田渡の一周忌。
渡さんを偲んで、今日は一日中コレクションのCDやDVDを聴いて、午後にはちょいと常連だった吉祥寺の「いせや」でも覘いてみるか。もしかすると渡さんのことだから、今日一日、天国からひょっこり戻って来て、いい気持ちで酔っ払っているかも知れないしね。

ところで僕は、30数年聴き続けたこのアルバムに収録されている『夕焼け』の歌詞を、ここ最近は毎日の通勤時にリアルにかみしめていますよ、渡さん。

『夕焼け』 原詩=吉野弘 歌詞=高田渡 曲=高田渡

いつものこと
電車は満員
そして いつものこと
若者が坐り
年寄りが 立っていた

うつむいていた娘
年寄りに席をゆずる
礼もいわずに 年寄りは
次の駅で降りた

娘は坐った が
また 別の年寄りが
娘の前に 娘の前に
娘はうつむいた が また
年寄りに席をゆずる
年寄りは礼をいって
次の駅で降りた

娘は坐った
二度あることは三度という通り
別の年寄りが
娘の前に
娘の前に

かわいそうに娘
うつむいて うつむいたまま
席をゆずらず
次の駅も
次の駅も
口唇をかみしめ
つらい気持ちで

娘はどこまで
どこまで行くのだろう
口唇をかみしめ
つらい気持ちで

やさしい心に責められながら
美しい夕焼けもみないで

口唇をかみしめ
つらい気持ちで
美しい夕焼けもみないで

**よしだ先生、ありがとうございます!毎日お仕事お忙しいのにまだ忘れないでいてくれたのですね。とても幸福な気持ちです。なんとかガンバっていますので、皆様にもよろしくお伝えください**
『にんじん』 友部正人 CD エイベックス イオ

僕がまだ近畿地方の片田舎で高校生だった頃、1stアルバム『大阪へやって来た』に続いて、1973年にこのアルバムはリリースされた。その中の1曲「一本道」はこんなフレーズで構成されている。

ふと後をふり返ると
そこには夕焼けがありました
本当に何年ぶりのこと
そこには夕焼けがありました
あれからどの位たったのか
あれからどの位たったのか

僕は今、阿佐ヶ谷の駅に立ち
電車を待っているところ
何もなかった事にしましょうと
今日も日が暮れました
あゝ中央線よ空を飛んで
あの娘の胸に突き刺され

どこへ行くのかこの一本道
西も東もわからない
行けども行けども見知らぬ街で
これが東京というものかしら
たずねてみても誰も答えちゃくれない
だから僕ももう聞かないよ

お銚子のすき間からのぞいてみると
そこには幸せがありました
幸せはホッペタを寄せあって
二人お酒をのんでました
その時月が話しかけます
もうすぐ夜が明けますよ

肉声とギターとハーモニカだけで鮮やかに紡ぎ出される「心象風景」に10代の純情少年はいたく感激し、東京の大学に入ったら「アサガヤ」という憧れの都会の響きがする街に住もうと心に誓ったものだ。でも結局は大阪の大学に進学し、関西を拠点に劇団やバンド活動で留年までして紆余曲折のキャンパスライフを散々楽しんだ挙句、ようやく本格的に「東京へやって来た」のは30歳を過ぎた頃、就職先の急な転勤命令で上京したのだった。

それから20年近く東京の街をただ忙しく疾走するだけの日々を経過して今回の入院騒ぎまで、すっかりこの「唄」のことは記憶の外にあったのだが、病院のベッドに横になっているうちに、なぜだかその歌詞が幾度となく鮮明に浮かんでくるのだった。そしてその度に「生きててよかった」と思う僕がそこにいた。

お天気が良ければ、週末にでもリハビリを兼ねて、純情田舎少年時代に憧れた街「アサガヤ」にちょいと出かけてみるかな。

高田渡が鬼籍に

2005年4月16日 音楽
涙が、
涙がこぼれ、
涙がこぼれ、とまらない、
涙がこぼれ、とまらない、ぬぐえない、
涙がこぼれ、とまらない、
涙がこぼれ、
涙が。
70年代フォークソングブームの祖、吟遊詩人・高田渡が逝った。
今月3日に釧路の公演先で倒れ、入院したまま帰らぬ人となった。
吉祥寺の井の頭公園入り口にある、焼鳥屋「いせや」で飲んでいたり
公園を散歩していたりする気さくな自遊人でありました。合掌

エイベックスからCDが再発されているので、ぜひ聴いてみて。
放送禁止になった有名な「自衛隊に入ろう」などの反戦歌から、
超素朴な恋歌「アイスクリーム」まで、その魅力は安易に言葉では語れない。

アイスクリーム アイスクリーム
アイスクリーム あたしの恋人よ
あんまりながく ほうっておくと
お行儀が悪くなる

(ただこれだけの短い歌詞に込められた恋)

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【秘密メモ】

bird

2004年10月21日 音楽
昨夜の台風でびしょ濡れになり、また風邪がぶり返して
しまった。というわけで、今日は有給休暇です。朝一番
にメールと電話で、休暇届けやら仕事の手配を済ませ、
お薬飲んでバタンQ!

で今、目覚めたら、すっかり熱も退いている。

思うにどうも猛暑のリバウンドで、オジサン今頃夏バテが来てるのかなぁ(笑)

さて、birdの歌声でも聴いて、明日の仕事に備えて元気出しマスかな♪
しかし「SOULS」のスゴイGROOVE感は、何度聴いても聞き飽きないね。

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【秘密メモ】

人生の岐路

2004年10月19日 音楽
カーメン・マクレエというジャズボーカルの天才がいた。
実は彼女の歌手デビューは、30才を過ぎてからという。

それまで何をしていたかというと、ジャズピアニストと
して不遇の日々を過ごしていたらしい。それがある日、
歌ってみたら、あれよあれよで世界中に知られる大歌手
になってしまった。

自分の思い入れで夢見ていることと、生まれついて持っている天賦の才。
それに気付いた時、愚図愚図しないで直ちに軌道修正、歩み始める決断が、
ただ一度の生命の輝きを得ることができる瀬戸際なんだろうな。

人生の選択において最も大切なことのような気がする、台風接近中の雨の夜。

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【秘密メモ】

MINAKO

2004年10月19日 音楽
吉田美奈子
CD BMGファンハウス 1999/06/23 ¥1,800

移りゆくすべてに  レインボー・シー・ライン  住みなれた部屋で  わたし  夢を追って  チャイニーズ・スープ  パラダイスへ  時の中へ  ろっかばいまいべいびい

実は30年近く前の音源だけど、永遠に色褪せることのない極上の音楽。
CDで再発されて久しいが、何枚買って、友人にプレゼントしたことか。
そして誰もが、このアルバムを愛聴盤として大切にしてくれている。
さて、今度は誰にプレゼントしようかな。

またもや風邪(過労?)で発熱、明日の必須仕事に備えて午後休暇を取り、
蒲団の中で微睡む、今日この頃でありました。

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【秘密メモ】

ドドズ・バック!

2004年10月11日 音楽
ドド・マーマローサ リチャード・エバンス マーシャル・トンプソン CD ユニバーサルクラシック

「3連休 しっかり熱出し ダウンです」
いやしかし、サラリーマンのカラダは
良く出来たものですな。
金曜まではそこそこ調子良かったのに、
土曜の朝から発熱で、3日間しっかりダウンです。

観測史上最強の台風が近づいていたから、秋晴れの連休でない
のがせめてもの救い。なんて、亡くなられた方々もいるという
のに、ちと不謹慎ですな。

ま、これもサダメよとばかり、CD三昧。このアルバムを久々
に引っ張り出して、部屋で蒲団にくるまったままのスガタで、
ピアノ・トリオの「メロウムードな秋」に、どっぷりつかって
おりましたとさ。

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【秘密メモ】