もう旧聞に属しますが、愛媛で嫌なニュースがありましたね。
男性腎臓患者が、愛人である女性の知人から、腎臓の提供を受けたという話ですよ。これだけだと美談に聞こえますよね。でも、欲と金が絡んでくるから、マスコミの格好のネタにされてしまうのです。結局、表沙汰になって提供を受けた側が逮捕され、担当医まで実名報道される事態にまでなってしまいました。

もともと愛人は、その知人に貸していた300万の貸金を棒引きにした上で、さらに謝礼に200万の現金を上積みして高級自動車まで買い与えるという条件だったそうです。きっと知人も、そこまでしてくれるならと思い切ったのでしょう。ところが蓋を開ければ、何をケチったのか、30万の現金と中古車だったのですね。そりゃ怒るわな、マスコミにリークするわな。愛媛県警に訴えるわな。(まさかとは思うが、借金棒引きも反古にされて、30万は利息代わりに取り上げられてたりして)

本当は闇から闇に上手く事が運び、みんなハッピーだったはずの出来事が、人間のちょっとした[欲]というものがこんな事件に発展するという典型的な事例だったように思うのは私だけ?
丹波哲郎さんがついに逝ってしまわれた。
今は亡き奥様の貞子さんのいる大霊界に。

ここしばらくは、体調を崩されていて、以前の取材で蓄えた録音から原稿に書き起こすという作業で、GEEの担当雑誌の連載コラムもお茶を濁していたのだが、もうあの一種独特な語り口調が生で聞けないのは非常に残念なことである。

そういえば、かつて荻窪のご自宅で取材していた時、女性インタビュアーと丹波さんが盛り上がっているものだから、つい、勝手知ったる丹波邸とばかりに、丹波さんに断りも無くトイレに立ったら、
「君たちは本番中にトイレに立てるが、僕はそうはいかないんだ」
と真顔で憤慨なさったこともあったっけ。

GEEはその時から、プロフェッショナルという言葉を意識しはじめた。
本当にいろいろなことを教えていただいた人生の師でありました。合掌
61年前の広島も暑かったと聞きます。
8月5日の夜はきっと、戦争の只中ではあっても、
夕涼みを楽しんでいた家族もあったことでしょう。
翌朝08:15に恐ろしい悲劇が待っていることさえ知らず。

ピカは
人が落とさにゃ
落ちてこぬ

この言葉の重さはなんでしょう。

私たちは、人生でいえば還暦を過ぎて再び生まれ変わるこの年に、今一度「国」というものを真剣に考えてみる時を迎えているような気がします。

たとえば、左右両翼、諸外国から、かまびすしく叫ばれている靖国問題もしかりです。A級戦犯の問題を大きく取り上げて、政治的に利用しようとする輩がいるのはもってのほかです。戦勝国から負け戦の大将が賊軍扱いされるのは仕方のないことですが、今の構図はまるで歪んでしまっています。また、単純にお涙頂戴の浪花節的な物語にしてしまうのもどうかと思います。

靖国神社に祀られているのは「1853年以降の殉難者、戦死者約250万柱」です。
これは、ペリー提督率いるアメリカ艦隊の軍艦四隻が浦賀沖に来航した年から続いているということなのです。

そのころ世界はどうなっていましたか?
剣と聖書を両手に携えて、従わぬものには喉を一突き、従うものからはすべてを奪い、さらには改宗を迫り、という手法で、日本を除くほとんどの国を支配していった赤鬼青鬼と恐れられた人たちがいたのではないですか。

つまり「西欧諸国の植民地政策の大波との戦い」が始まった年からの、「日本は開国はしたけれど、絶対に西洋の覇権主義には屈しない」という熱い思いを抱きながら逝った「殉難者」「戦死者」が祀られているのです。古くは、坂本竜馬、高杉晋作、吉田松陰。先の戦争では昭和19年にアメリカ潜水艦に撃沈された「対馬丸」に乗っていた沖縄から本土へ向かう途中の1508人の疎開児童、昭和20年にソ連軍侵攻の南樺太の電話局から「さよなら、さよなら」の声を最後に交信の途絶えた女性交換手たちも祀られています。

日本の政治家のみなさん、中国、朝鮮、アジア諸国の国民のみなさん、そしてもちろん日本国民のみなさん、今一度、どこに真理があるのかを考えてください、気づいてください。なぜ、アメリカやロシアが、この問題に真っ向から圧力をかけてこないのかを。

世界が真の平和を迎えるには、相田みつをの言葉を借りて、まず自らの心に語りかけてみるしかないのです。

奪いあえば足りず
分かちあえば余る
鈴木宗男議員の外務省追及の姿勢が激しさを増している。
自民党にいたときは、いろんなしがらみから、ここまで
厳しい追及はできなかったんだろうなぁ。

さぁ、他の離党した「亀井先生」たちも、いつまでも
打倒小泉でネチネチと恨み節言って復党の策略ばかり
練ってないで、いさぎよく下野して真に国民の幸福を
考えて、ムダガネの暴露と整備に全力を注いでほしい
ものですな。
いやはや、またもや村上ファンドや楽天・三木谷さんの動きに
爺さんたちが右往左往の大騒ぎ。ホリエモンの時もそうだった
けど、この世代の爺さん経営者たちは排他主義者ばかりだね。

いわば、一世代前の明治、大正生まれの今では故人となった
人たちが戦争の最前線を体験し、命からがら生き延びて帰国、
現在の日本の繁栄の基礎を築いて来たのだ。その時代に実は
彼らはその後方にいて、先達が苦労の末に造り上げたものを
タナボタで引き継いだようなものだから、実際には事業を創出
するという苦しみを「起業」のトップとして自ら知恵を絞る経験
さえもしたことがないお歴々なのだ。

だから今時のベンチャー経営者に、自分達の憧れ、畏敬の対象
だった人々のエネルギッシュな姿が脳裏をよぎるものだから、
戦々恐々。
とにかく排除せねばと躍起になっている姿はまことに哀れだね。
首相公邸前庭にマジックマッシュルーム自生!という記事は
野党の新しい内閣追求ネタに発展するだろうか。コータロー
とイトーピデアキがお友達で、芸能人好きのシュショーん家
に遊びに来た時に胞子をまき散らしていったんじゃないか?
とか、ちゅんちゅん大騒ぎするサマが見てみたい。

踏切事故

2005年10月13日 時事ニュース
1時間も上がらない遮断機に誰が素直に従うのだろう。
まして、お年寄りには遠回りするだけの体力はない。
あの戦争を空襲を生き抜いて来たのだもの、遮断機を
くぐり抜ける程度の運はまだまだあるわよ!と思って
二人の老婦人は日頃と同じ行動をとっていたのだろう。

その踏切にエレベーター付きの歩道橋を設置するという。
いつも命の犠牲がないとことは始まらない。合掌
という質問に対して
「都市部の無党派層が、自分たちの税金が無闇に地方に流出することに反対した」
との有識者のコメントがあったが、
その地方に、公共投資というお題目を掲げて「土建屋予算」を引っ張っていたのは
自民党の族議員ではなかったっけ?

となると、小泉さんの郵政民営化に賛成票を投じたから圧勝したのではなくて
「どうせ政権交代なんてないんだから、自分たちも地元に予算を引っ張ってこれる
政権与党の自民党議員にとりあえず入れとこう!」
というだけの、
「地方vs都市の利権エゴのぶつかりあい」
だけだったんじゃないと思うのは私だけ?(だいたひかる)
まで大惨事の直後にやってたのね、JR西日本社員の皆様。
あの事故以来、「なんか変だぞ、ここのオエラガタたち」って
思ってたけど、「ホントは従業員に罪はないんじゃない」って
思ってたけど、全部ひっくり返された気がします。
普通の神経持った人間は、こういうとき浮かれたイベント開催
は即自粛するだろ。上から下までこの事故は「他人事」だった
のね。最悪!最低!処置なし!
昨日から各メディアはこのニュースでもちきり。
皆が事故現場で自分たちの出勤を後回しにしても、救助活動を最優先
している最中にさっさとその場を離れ、その1時間後には運転乗務を
していたことへの運転士個人に対する魔女狩り的批判が集中している。
これって、なんか変じゃない?
「自分は無傷だったから、そのまま通常の勤務につきました」という
この運転手に対して、マスコミが本当に言わなければならないのは、
感情論で「非情にも現場の救助活動をしないで勤務を優先した!」
ということではなく、この事故で少なからずも肉体的、精神的衝撃を
受けたはずなのに、そのことを上長に報告せず(?)に乗務についた
と言うことだろう。基本的な「報連相」が欠けていたのではないのか?
まさか、上長に報告しながら乗務許可を受けて運転していたのなら、
「もし後遺症で突然運転中に意識を失い二次被害を誘発していたら?」
という、もっと根本的な体制のことを問題にすべきだろう。
被害者宅を謝罪訪問して、「なぜ最新の安全装置をつけておかなかっ
たんですか」という被害者の遺族の悲痛な叫びに対して、「今、やっ
ています」なぞと返答して不適切な発言を繰り返すオエラガタといい
これこそ、JR西日本全社的に「人命軽視」「収益最優先」の思考が、
はびこっていたという証明ではないかと思う今日この頃です。

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【秘密メモ】

国家論

2005年5月3日 時事ニュース
今日5月3日は憲法記念日。
1947年以来、守り通してきた平和憲法について考える日である。
ちなみに憲法って何だ?
それは国家からの、善良な国民に対する約束。善良な国民を守護する為の法。
決して、国民に対する支配権を時の権力者に与えるものではない。

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【秘密メモ】
来月から西武線にも通勤時間帯に女性専用車両が登場するらしい。
こんなこと言うと語弊があるかもしれないけど「そんなもん作って
どうすんんじゃい!」て思うのは私だけでしょうか。通勤時間帯に
全員の女性がその専用車に乗れれば問題ないけど、男性と混合車両
に乗った女性が痴漢被害にあった場合、不利になるんじゃないの?
「女性専用車両に敢えて乗らないで、痴漢だ!って騒ぐ方が変だよ」
って論理がまかりとおるんじゃないの?新宿線なんて終点の新宿駅
は確かに先頭車両は乗降に便利だけど、田無、上石神井、鷺ノ宮や、
高田馬場の先頭車両は不便じゃないの?
なんだかオトコ側の都合で、10輌編成の1車輌だけ女性専用です!
なんていってるだけじゃないのかねぇ。
これがもし女性人権保護団体の圧力で決定したならもっとアホだね。

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【秘密メモ】
日枝60代。北尾50代。孫40代。堀江30代。(敬称略)
ニッポン放送騒動は、各世代の立役者が揃い踏みの様相ですね。

堀江vs北尾の手法をとくと拝見したい感じです。両者とも実に
明解で、日本企業的な「情」のビジネスには絶対に流されない
タイプのようだし。ビジネストークのツボの勉強になるよなぁ。

しかし、ホリエモンの「想定内」と北尾さんの「以心伝心」は、
早くも年末の流行語大賞を争いそうですねぇ。

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【秘密メモ】
まことに残念なニュースである。
この3月末をもって、「談話室 滝沢」が完全閉店するという。
広い東京で、新宿(2店舗)、お茶の水、池袋に、たった4店舗で
がんばってきたが、この空間が消えてしまうのも時代の流れとは
いえ、淋しいかぎりである。

特に三越の近くにあった新宿東口店は、オトナな待ち合わせには
特別の趣があって、週末によく利用したものだが、地下にありな
がら、その中にまた2階があって、そこに至る足下に鯉が泳ぐ池
まであるという異空間は、このせちがらい世には二度と現れない
ことだろう。

GEEの財布にはまだ「謝恩券」という名の200円割引券が2枚
残っているが、これはもう使うのがもったいなくて永久保存する
しかないなあ。

その滝沢のことを写真入りでレポートしている方がいたので、
知らない方のために紹介しておきます。
http://my.reset.jp/~mars/btg/document19/takizawa2005.html

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【秘密メモ】
と言うのがあったが、今の日本警察の犯人検挙はTVの力なしに
は成り立たないのか?それはすごい捜査力を誇ってバンバン逮捕
していたあの頃の桜田門は、実は成績を上げるためなら冤罪でも
なんでも、とにかく犯人をでっち上げていただけなんだろうか。
言葉が過ぎましたかね。なら発奮してほしいものです。

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【秘密メモ】
60年。還暦。
今日この日は、東京大空襲のその日から60周年。
GEEがこの日記を書き始めて3年が経過した。
初心忘るべからず。
この犠牲の上に現在があること、忘るべからず。

ブッシュ大統領が小泉首相にホットラインで直電
してきたらしいが、牛肉輸入再開要望の話題以外
に、この話はあったのだろうか。

【再掲(2002年3月9日の日記)】
57年前の昭和20年 3月10日、城東地区(浅草、本所、深川)に、アメリカ軍による無差別爆撃がおこなわれた。
投下焼夷弾48,194 発、死傷者124,711人、被害家屋268,358棟、罹災者1,008,005人。この後も4月14、15日の新宿区他を始め幾度となく繰り返された爆撃で東京の街は焦土と化した。
平和を享受している現在の私たちではあるが、幼い子供達をも無差別に殺戮したこの歴史的事実を決して忘れてはならない。

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【秘密メモ】
昔、GEEの上司に「社長になるのがオレの夢だ!」とシラフで公言する人がいた。
GEEは、これは大物だと思って、
「先輩は社長になっったらどういう仕事をされたいのですか、
経営ビジョンを聞かせてくださいよ。ついていきますよ」
とたずねた。すぐさま返って来た回答はこうだ。
「そんなこと考えてない。オレは社長になりたいんだ。偉くなりたいんだよ」

今おきている某メディアの買収劇。まったくもって、双方の社長ともに、
この上司と変わらない気がするのはGEEだけでしょうか。

トップに具体的なビジョンがなければ、人は絶対ついてこないよ!

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【秘密メモ】
大きな地震があったようです。
東京の各局は通常番組を中断、緊急災害報道体制を敷いています。

そんな中で気になることが一つ。某局のアナウンサーの一言。

「小泉首相が、地震発生時に都内で映画鑑賞の最中でした」

とのたまう。補佐官がメモを渡して、ようやく首相が地震災害を
知ったという報道です。

実際、最近の小泉首相の政策には賛同できないことが多いけれども、
これは災害報道に乗じた、いかにも悪意に満ちた言葉の攻撃では
ないですか。どう見ても、この非常時にのんびり映画なんぞご覧
あそばれている「オマヌケな首相」をイメージさせようとする、
偏向報道ですよ。

他局では、きちんと前後に言葉を添えて
「都内で映画祭のセレモニーに出席していた」
と報道していましたよ。

言葉は発する人の意識一つで簡単に
他人を「活かしも殺しもできる」。

何も報道機関だけではなく、自分自身の日頃の何気ない言動にも
気をつけていないと「思いもかけず無邪気に人を傷つけている」
こともあるかも知れないなぁと思った次第です。

それにつけても、被災地の皆さんの安全を祈ります。
どうぞ最小限の被害で済みますように。

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【秘密メモ】

3周忌

2004年9月11日 時事ニュース
あの忌まわしい世界貿易センター自爆テロから3年の月日が過ぎた。
世情はますます混迷を極め、テロリスト達の活動は激化する一方だ。
一度この世に生まれ落ちた、怨恨という悪魔はそう簡単には消えない。
最初に仕掛けた者が悪いのか、その次に報復した者がいけないのか。
一度生じたウラミツラミは、この世を覆い尽くすまで果てしなく続く。

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【秘密メモ】
「オリンピック」「五輪」さらには「がんばれ!ニッポン」
もそうですが、これらの単語を広告や商品として自由に使えない、
って知ってますか?

これらの単語を使用するには、オリンピックの公式パートナー
= スポンサーになることが必要です。

だから、そうでない企業の広告は、「オリンピック」などの単語
を使わずに、近いニュアンスの単語などを組み合わせることで、
「オリンピック需要」を見込む苦労をしています。

例えばソニー。
液晶TVの広告コピーに「スポーツの熱い夏がやってきました」と
あり、いかにも開催中のアテネオリンピックを想い起こさせますが
「オリンピックって単語が使えないからコピーライターがアタマ
ひねったんだろうな」と思えてしまいます。

元々自由に使える「アテネ」という単語をパルテノン宮殿の写真
と一緒に用いることで、今回のアテネオリンピックを連想させる
広告やキャンペーンも良く目にしますよね。

「アテテネ」「アテよ〜ネ」という大喜利駄洒落系コピーやら、
「ファイトだ!ニッポン」のコピーに至っては、
「がんばれ!ニッポン」には商標権があって使えないから、その
苦肉の策にはオオウケです。

これらの単語は、日本国内では「登録商標」として特許庁に、
国際的には「Registered」として権利機関に登録され(ちなみに
よく○の中に「R」が記載されているもの)その使用に関わる
権利が保障されており、その権利保持者から権利の貸与を受けて
はじめて使うことができるようになっています。

簡単に言えば、ただの言葉でも
「権利を持っている人の許可なく使ってはならない」ってことです。

これは「商標権」と呼ばれるもので
「その商標(言葉や図柄)に蓄積 された信用を保護する制度」
ということです。

ただしこれらの言葉は、「報道」をはじめとした公共性のある
メディアなどで使われる場合は基本的に使用制限はありません。
もちろん個人で日記に使ったりした場合にも問題はありません。

でも、営利団体である一般企業が、自社の商品(サービス)に
「オリンピック」「がんばれ!ニッポン」を使用したり、
その商品(サービス)を紹介する「広告」などに使用すると、
当然「権利侵害」ということになるのです。

こんな基本的なことも分かってなくて、安易に広告制作をして
いる人はあなたの周りにいませんか?
「ばれなきゃいいや」って思っているコンプライアンス精神の
ない 企業ダンディズムに欠けた人はいませんか?

いたらこの日記を見せて注意してあげてくださいね。お願いします。

無邪気に違法行為をしている無知な社員を、そのまま放置したら
結局あなたの会社が大打撃を受けることになりますからね。

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