今朝の読売新聞に、

記録漏れの訂正手続きによって増える年金受給額が、今年5月に訂正手続きをした6万7000人の分だけで、年間36億円超、一人当たり5万4000円ずつ増える計算。

だそうな。年金制度破綻にますます拍車をかけますな、こりゃ。

もともと年金制度なんて、「恩給」という名で、少数の軍人や高級官僚が老後の生活を守るために国(=大多数の国民の血税)から掠め取るためにあったのだから。戦後になって制度ができた時も、いかにもおいしく見える餌をぶらさげて、国民から税金以外に財源を集めて建築事業に運用(=流用)しようとしたことが始まりだというから、どう転んでも「国家的犯罪」、「国家公務員が先頭をきって振り込め詐欺」を働いていたわけさ。

その原資(財源)はとうの昔に、官庁に地下プール作ってみたり、マッサージ機買ったり、誰も利用しない場所におバカな保養施設造ったりして食いつくしちゃったから、年金額増えても分母が増えるわけじゃない。

さてさて困ったものだと、前向きなことは考えない方たちは、単純にまた毎月の徴収額を増やせばいいやとばかり予算案作ってくることだろうて。

自分たちは相変わらず潤沢な原資を確保している高額かつ低年齢(*1)から支給の「公務員共済」に守られているわけだけど、あれだけ「国民年金」を浪費した責任を全くとらないで(我々には関係ない。先輩たちの仕業だと平気で言ってのける厚顔無恥)、共済と年金の一元化(統合)に断固反対するのは、ホントご立派ですな。

(*1)こないだ、通勤電車で食い入るように「マル秘」と書かれた小冊子を見ている若いのがいて、そっと覗き込んだら「文部科学省の共済年金マニュアル」みたいなやつで、55歳からでも支給可能みたいなことが書いてあった。思わず目を疑った。その後ネットでも調べて見たけど謎はいまだに解けない。だれかホントのことおせえてちょ!

コメント