またもや、事件です。
立川署巡査長の上司、女性に話聞かず「トラブルなし」判断
警視庁立川署の友野秀和巡査長(40)が飲食店従業員の佐藤陽子さん(32)を射殺した後に自殺したとみられる事件で、友野巡査長が佐藤さんに付きまとっているという話を聞きつけた上司の地域課係長が今月15日、確認のため友野巡査長と一緒に佐藤さんが勤務する店を訪れていたことがわかった。
係長は佐藤さんに事情を聞かないまま、「トラブルはない」として、署の幹部には報告していなかった。直属の上司の判断ミスが明らかになった形だ。
これまでの調べによると、佐藤さんがJR立川駅近くの飲食店に最後に出勤した今月15日は、午後8時ごろから、友野巡査長とともに4人の同僚が客として来店していた。
同庁によると、このうちの1人は友野巡査長の直属の上司の地域課係長で、友野巡査長を巡って「飲食店の女性に入れ込み、付きまとっている」という話を聞き付け、その事実を確認するため、店に入っていた。
この時、佐藤さんも5人の接客にあたったが、係長は、友野巡査長のストーカー行為について佐藤さんから事情を聞くこともなく、「トラブルがあるようには見えない」と判断。午後11時ごろ、友野巡査長と佐藤さんを残して、他の3人と店を出ていた。
係長が店を訪問したことについて、同署の松本功一署長は「(係長は)異常な様子に気づき、指導する矢先だったのだが……」と話している。
一方、同庁が国分寺市の佐藤さんの自宅を検証した結果、ベランダの窓のカギのそばに直径4センチほどの穴が開き、穴をふさぐため内側から粘着テープがはられていたことが判明した。何者かが侵入しようとして、カギを開けるためにガラスを割ったとみられる。
佐藤さんが事件当日の20日、友野巡査長に送った計6通のメールのうち、午後9時20分のメールは「訴える」という内容で、同9時53分の最後のメールでは、「指紋をとればわかるよね」と不法侵入に触れていた。
これに対し、友野巡査長は20日午後6時以降、佐藤さんに居場所を尋ねるメールなどを計19通送っていたが、同9時29分に「自分の間違いだ。ごめんなさい」とメールを送ったのを最後に全く連絡していない。
友野巡査長がバイクで交番を離れたのは、この直後の同9時30分ごろで、同庁では、佐藤さんの「訴える」というメールが、友野巡査長の犯行の引き金になったとみて調べている。
(2007年8月25日3時4分 読売新聞)
**********************************
男と女のかけひきはむつかしい。惚れた女のちょっと口(=否、この場合はメールか。勤務中に頻繁に恋文メールを交わしていたんだねぇ)にした「訴えてやる!」が引き金となって、この男は拳銃の引き金を引いてしまったんだね。
自己保身でやった自分勝手な犯行なんて向きもあるが、いやいや本当に惚れた女に貢いだ挙句、冷たくあしらわれて、無理心中を図ったのが真相だろう。精神的に幼い男としっかりものの女が歯車が噛み合わなくなった時に起きるねじれ現象。昔から、花魁や商売女に岡惚れして刃傷沙汰になったなんて話はよくあるしね。
法治国家を守る警察官が起こした事件であるがゆえに、その管理体制が問題視されなければならないのは当然なのだが、角度を変えれば、過剰に「訴えてやる!」を売り物に喧伝するTVや出版業界も責任を感じなければなぁ。と、その端くれにいるものとして思う。
立川署巡査長の上司、女性に話聞かず「トラブルなし」判断
警視庁立川署の友野秀和巡査長(40)が飲食店従業員の佐藤陽子さん(32)を射殺した後に自殺したとみられる事件で、友野巡査長が佐藤さんに付きまとっているという話を聞きつけた上司の地域課係長が今月15日、確認のため友野巡査長と一緒に佐藤さんが勤務する店を訪れていたことがわかった。
係長は佐藤さんに事情を聞かないまま、「トラブルはない」として、署の幹部には報告していなかった。直属の上司の判断ミスが明らかになった形だ。
これまでの調べによると、佐藤さんがJR立川駅近くの飲食店に最後に出勤した今月15日は、午後8時ごろから、友野巡査長とともに4人の同僚が客として来店していた。
同庁によると、このうちの1人は友野巡査長の直属の上司の地域課係長で、友野巡査長を巡って「飲食店の女性に入れ込み、付きまとっている」という話を聞き付け、その事実を確認するため、店に入っていた。
この時、佐藤さんも5人の接客にあたったが、係長は、友野巡査長のストーカー行為について佐藤さんから事情を聞くこともなく、「トラブルがあるようには見えない」と判断。午後11時ごろ、友野巡査長と佐藤さんを残して、他の3人と店を出ていた。
係長が店を訪問したことについて、同署の松本功一署長は「(係長は)異常な様子に気づき、指導する矢先だったのだが……」と話している。
一方、同庁が国分寺市の佐藤さんの自宅を検証した結果、ベランダの窓のカギのそばに直径4センチほどの穴が開き、穴をふさぐため内側から粘着テープがはられていたことが判明した。何者かが侵入しようとして、カギを開けるためにガラスを割ったとみられる。
佐藤さんが事件当日の20日、友野巡査長に送った計6通のメールのうち、午後9時20分のメールは「訴える」という内容で、同9時53分の最後のメールでは、「指紋をとればわかるよね」と不法侵入に触れていた。
これに対し、友野巡査長は20日午後6時以降、佐藤さんに居場所を尋ねるメールなどを計19通送っていたが、同9時29分に「自分の間違いだ。ごめんなさい」とメールを送ったのを最後に全く連絡していない。
友野巡査長がバイクで交番を離れたのは、この直後の同9時30分ごろで、同庁では、佐藤さんの「訴える」というメールが、友野巡査長の犯行の引き金になったとみて調べている。
(2007年8月25日3時4分 読売新聞)
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男と女のかけひきはむつかしい。惚れた女のちょっと口(=否、この場合はメールか。勤務中に頻繁に恋文メールを交わしていたんだねぇ)にした「訴えてやる!」が引き金となって、この男は拳銃の引き金を引いてしまったんだね。
自己保身でやった自分勝手な犯行なんて向きもあるが、いやいや本当に惚れた女に貢いだ挙句、冷たくあしらわれて、無理心中を図ったのが真相だろう。精神的に幼い男としっかりものの女が歯車が噛み合わなくなった時に起きるねじれ現象。昔から、花魁や商売女に岡惚れして刃傷沙汰になったなんて話はよくあるしね。
法治国家を守る警察官が起こした事件であるがゆえに、その管理体制が問題視されなければならないのは当然なのだが、角度を変えれば、過剰に「訴えてやる!」を売り物に喧伝するTVや出版業界も責任を感じなければなぁ。と、その端くれにいるものとして思う。
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