8月になっても夏はとうとう来なかったね。
片麻痺の僕には、暖かくならないととてもツラい。

今朝も早朝会議に出るために急ぎ足で駅に向かっていたら、盲人用のプレートにつまずいて転んでしまった。ついでに股関節を痛めてしまった。

えーい休んじゃえ!
とばかりに、上司に連絡をいれ、足を引きずり杖をつき(マジで傷病兵のパターンね)家路につく。あぁ、また有給休暇が消えていく〜

まだ病院は開いてないから、とりあえずベッドに横になって時間を待つ。

先生から「やっぱり、整体とかに定期的に行って、ほぐしてもらうほうが良いね」とのこと。そんなこと言ったってこちらは平日は遅いし、土曜は学校通いだし、日曜くらいしか身体が空いてないんだよ!と思っていたら、こちらの心を見透かしたかのように、「近くに日曜もやってるところがあるはずですよ」だって。知っていても民間の整体院なんて正式には紹介できないのが医者のつらいところなんだろうか?

調べてみたら最寄駅の反対側出口のところに「にこにこ堂(仮名)」というなにやらふざけた名前の整体治療院があるではないかいな。とりあえず電話をしてみたら、なんとか1時間治療してくれるという。行ってみたら、怪しげな店構えに、これまた怪しげなオヤジの整体師が。すれちがいに近所のバアサンが治療を終えて、深々と頭を下げて帰って行くところだった。オヤジは、ふんぞり返ったまま、タバコを燻らせ、ついでにコーヒーまで飲み始めた。

あっけにとられている僕をチラと見て、問診をして来るのだが、これが見事にツボを突いてくる。整体治療に入っても、実に見事にど真ん中的中なんである。みるみる身体が軽くなっていくのが分かる。

「灯台下暗し」とは、まさにこのこと。こんな近くにこんなゴッドハンドがいたなんて。どうみても、つげ義春的漫画世界な、しょぼいオヤジ先生と店構えなんだけどなぁ。人は見かけじゃないね(笑)

9月中には杖、装具を使わないで通勤する目標もあることだし、ここはこのオヤジ先生を信頼して、しばらく先まで日曜に予約をとって治療に通ってみることに決めたのだ。

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