それは朝の出掛けから始まった。
いつもどおり目覚めて、いつもどおり食事して、さぁ出勤と玄関まで行ったとき、急にお腹が痛くなってトイレに飛び込んだ。「しまった、電車乗り遅れちゃう」と思ったが出物腫れ物ところ嫌わずで仕方ない。ところがこれがいけなかった。いつもは隣駅始発の準急電車で通勤しているがさほど混雑はない。で、もっとすいてるだろうと各停に乗り込んだ。あまかった。駅に停車する度に乗客が膨らんでいく。そして乗換えの高田馬場駅で最悪の事態がおきた。「この電車は3ドア車のため反対側ホームのドアは開きません」という無情なアナウンスが。「え〜ッ!二人幅の広いエスカレーターに乗れないじゃん、困った」と思ったら案の定、ホームは人でいっぱい。どうしようもなくて、ホーム最後尾で4ドア車が来るまで待つことに。来た!すかさず車掌に「向こうのエスカレーターを使いたいので、ドア閉めないでください」と懇願する。怪訝な顔をされたが、杖をついている姿で察してくれたのか快諾してくれた。時間的なロスは相当にあったけれど、これで何とか身体的トラブルもなく乗換えができたのだが、下車する池袋駅ではホームといいコンコースといい、いつもとわずか15分やそこらの違いで桁違いに人間の量が増殖して、何をそんなに急ぐのか走っている人も多くて、殺気立った雰囲気に思わず身体が硬直してしまったのだった。会社についてからも一日中、左手が痺れていて片手でしかPC操作ができない。これには困った。明日は休みをとって整体治療に行こう。ビジネスの世界では「今日は身体の不調で能力が発揮できませんけど出勤はしています」なんて許されない。デキルオトコのプライドを維持することが先決だ!

でもさ、本音を言うとこの週末に動きすぎたんだよな。まだまだ体力が戻ってないのを実感。少なくとも半年間、休日は一日だけでもゆっくり休息を取るように心がけよう。

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