今日は、もう40年近く敬愛する高田渡の一周忌。
渡さんを偲んで、今日は一日中コレクションのCDやDVDを聴いて、午後にはちょいと常連だった吉祥寺の「いせや」でも覘いてみるか。もしかすると渡さんのことだから、今日一日、天国からひょっこり戻って来て、いい気持ちで酔っ払っているかも知れないしね。

ところで僕は、30数年聴き続けたこのアルバムに収録されている『夕焼け』の歌詞を、ここ最近は毎日の通勤時にリアルにかみしめていますよ、渡さん。

『夕焼け』 原詩=吉野弘 歌詞=高田渡 曲=高田渡

いつものこと
電車は満員
そして いつものこと
若者が坐り
年寄りが 立っていた

うつむいていた娘
年寄りに席をゆずる
礼もいわずに 年寄りは
次の駅で降りた

娘は坐った が
また 別の年寄りが
娘の前に 娘の前に
娘はうつむいた が また
年寄りに席をゆずる
年寄りは礼をいって
次の駅で降りた

娘は坐った
二度あることは三度という通り
別の年寄りが
娘の前に
娘の前に

かわいそうに娘
うつむいて うつむいたまま
席をゆずらず
次の駅も
次の駅も
口唇をかみしめ
つらい気持ちで

娘はどこまで
どこまで行くのだろう
口唇をかみしめ
つらい気持ちで

やさしい心に責められながら
美しい夕焼けもみないで

口唇をかみしめ
つらい気持ちで
美しい夕焼けもみないで

**よしだ先生、ありがとうございます!毎日お仕事お忙しいのにまだ忘れないでいてくれたのですね。とても幸福な気持ちです。なんとかガンバっていますので、皆様にもよろしくお伝えください**

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