昨日から各メディアはこのニュースでもちきり。
皆が事故現場で自分たちの出勤を後回しにしても、救助活動を最優先
している最中にさっさとその場を離れ、その1時間後には運転乗務を
していたことへの運転士個人に対する魔女狩り的批判が集中している。
これって、なんか変じゃない?
「自分は無傷だったから、そのまま通常の勤務につきました」という
この運転手に対して、マスコミが本当に言わなければならないのは、
感情論で「非情にも現場の救助活動をしないで勤務を優先した!」
ということではなく、この事故で少なからずも肉体的、精神的衝撃を
受けたはずなのに、そのことを上長に報告せず(?)に乗務についた
と言うことだろう。基本的な「報連相」が欠けていたのではないのか?
まさか、上長に報告しながら乗務許可を受けて運転していたのなら、
「もし後遺症で突然運転中に意識を失い二次被害を誘発していたら?」
という、もっと根本的な体制のことを問題にすべきだろう。
被害者宅を謝罪訪問して、「なぜ最新の安全装置をつけておかなかっ
たんですか」という被害者の遺族の悲痛な叫びに対して、「今、やっ
ています」なぞと返答して不適切な発言を繰り返すオエラガタといい
これこそ、JR西日本全社的に「人命軽視」「収益最優先」の思考が、
はびこっていたという証明ではないかと思う今日この頃です。

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【秘密メモ】

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