世の中って必ずこのどちらかの法則で動いている気がしてる。

ある人がその場に来ると急に活気づいて「幸福」が舞い込み、繁盛する。
俗に「福の神」と呼ばれる、仙台太郎か座敷童子のようなもので
周辺に「幸福」を運んでくれるのだ。その人自身は派手なパフォーマンス
をするわけでなく、どちらかというと影が薄いタイプが多いけど。
ところが、こりゃあ調子がいいやとばかりに誰かが横槍いれて、
彼を疎んじたりすると、あっという間に「不幸」が訪れる。
ましてやその彼がヘソを曲げてその場から居なくなったりすると、
そこはもはや漆黒の闇世界。がらがらと音をたてて崩れていく。
お店や会社なら突然倒産、閉鎖に追い込まれたりもする。

これとはまったく逆のパターンの「貧乏神」な人も存在する。
そいつに責任ある仕事を任せたりすると、それまで巧く回って
いたことも、あれよあれよという間に枯れ野原になってしまう。
別にバカでもなく、元々社会人として要領が悪いわけでもないはずなのに、
場違い、勘違いな自己流のスタイルを守り通そうとして、派手に立ち回り、
結局それでヘタを打つ。
逆にこの場合はその場に居座り続けられると、泥沼の蟻地獄。
周囲の人間を引きずり込んで最悪の事態を呼び起こす「貧乏神」と化す。
ましてや本人はまったく自分のタチに気がついてないから始末が悪い。
最も周囲の人間もほとんど気がつかないほどにフツーに明るいヤツが多いから、
知らず知らずのうちに「不幸」をくっつけられてしまうんだけどね。

なんだか、漫画家の水木しげる先生の妖怪話みたいになったけど。
ほんと、あなたの周りを見渡してごらんなさい。
必ずこの現象が底流にあって「幸福」も「不幸」もやって来ているはずだから。

あ、そうそう。これも水木しげる先生の妖怪漫画に描かれてるけど、
毎日毎日、不平不満ばかり並べている人間が周りにいませんか?
これは「ボヤ鬼」という小鬼の妖怪が、その人に棲み付いているんだそうで、
同調してると、そいつの口からあなたの口へと経口感染するそうだから、
その類の人間には近づかないようにした方が身のためだそうですよ。

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